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焼杉の作業が取材されました

6月初旬、棟上げが行われたばかりのKEYCUSタイニーハウス 第一号。
眺めの良い吉無田高原「遊心」さんの敷地内です。
先週末、外壁に使用する予定の「焼杉」を作る作業を行いました。
杉板を焼いて表面を炭化させた板のことを「焼杉」と言います。  

[ 3枚の杉を筒状に合わせ縄で縛ります ]
[ カンナくずを新聞紙で巻いた詰めもの]

昨日の作業は、 主に西日本で昔から焼杉板を作る方法として
行われてきたといわれる「三角焼き」。
3枚の板を用意し三角柱を作る要領で板を筒状に合わせ荒縄で縛り、
中にカンナくずを新聞紙でまいたものを詰め入れ、火をつけます。  

[この日は曇天でしたがかなりあつそうです]

そのまま横にしていたのでは火はすぐに消えてしまいますが、着火直後に火種側を下にして垂直に立てると 煙突効果も働いて杉板が勢いよく燃えてきます。燃えているのは筒状にした内側なので 燃え具合(板表面の炭化の進行具合)を確認することは難しく、消火するタイミングを時間で図り、様子をみながらの作業です。バーナー焼きのように炎であぶるのではなく杉板が自ら燃えるので、炭化層も厚くすることができるというわけです。

表面を炭化する焼杉板のメリットは、 厚い炭化層が効果を発揮する耐久性にあります。炭化した状態であれば、菌類が繁殖するために必要な栄養分などがないため腐朽菌などの繁殖も抑えられ外壁に使用した場合も耐久性が高いといわれ、 塗料を塗布する必要もありません。

[焼いた杉板のアップ]


今回、施主様の敷地内に消防の許可をもらった上での作業。 
KEYCUSの仲間、地域の方々が集結して作業を手伝います。
(女性陣は主に声援でしたけど!)

[ 右上にタイニーハウス 1号が見えています]
[ 今回もまさじさんにお手伝いをしていただきました]


そして今回もKKT『てれビタ』さんの
『安井まさじのあしたをプロデュース』の皆さんに
取材をしていただきました。
まさじさんは今回も大奮闘!
あつさに負けず、色々とお手伝いいただき大感謝です。
5月下旬に放映していただいた続編で
来月、7月7日放映予定とのことなのでどうぞお楽しみに!

完成までもう少しのタイニーハウス 第一号は、 
施主様はもちろん、
木造建築を愛する、一級建築士松武さん、
手刻みの技でその想いを叶える、田中大工さん親子、
そしての地域の方々やKEYCUSの仲間たちと
多くの方々の力を借りた共同作業となっています。

ますます完成が楽しみです!

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