KEYCUSらしいモデルとは
2019年、夏。タイニーハウス設計についての相談を持ちかけたのは、熊本の家づくりプロ集団「空楽」所属の円ホームさん。地域でも長きにわたって信頼をされている設計事務所です。國武林業からもほど近いところに事務所を構えておられ、地元の各事業者さんとの連携も安心です。
プロジェクトに参加してくれたのは、木造建築が大好きだという若き一級建築士、松武祐太郎さん。地域の山の現状を聞き、山の未来、将来の環境を心配し、建築に携わる立場で何かお手伝いできないかと手をあげてくれたのです。
タイニーハウス とは小さな家のこと。プロジェクトでは地域の木材を使って木の風合いを楽しむ『タイニーハウス 』を作って山や森を丸ごと体感してもらいたいと考えました。 地域の山の木をもっと活用してもらうには、地域に木を活かした楽しい企画と場づくりも必要だからです。
松武さんには、近年ではブームにもなっているタイニーハウスの情報収集や各現地取材など、KEYCUSが取り組むモデルをその仕組みづくりから一緒に考えてもらっています。
11月に開催されたプロジェクトの中間報告会では、その土地の環境や周辺のニーズ、様々な状況をふまえて、KEYCUSが目指すタイニーハウス のカタチをいくつか提案していただきました。
この提案をもとに、実際に購入を検討している方々のご意見や立地条件の検証を行なうなど、販売予定のモデルに近い設計へと進化しています。また、地域で現在進行中の森を楽しむ整備計画のなかに設置する商用モデルなどいくつかの設計を考えていただいています。来年は、KEYCUSタイニーハウス第一号をみなさんにご紹介できる予定です。どうぞお楽しみに!